社長挨拶
弊社は、創業明治18年のカネイワ村上組をルーツとし、昭和39年に函館ドック(株)(現函館どつく(株))が青函連絡船「松前丸」を建造する際の艤装工事受注を契機に創立いたしました。
船舶木工艤装を主たる業務として創業以来、皆様のご支援やご協力をいただき、港町函館の発展と共に成長してまいりました。お陰様で今日多くの皆様の厚いご信頼を得て「木工技術を生かした船舶家具製造」と「その家具を活用した船舶艤装工事」を大きな柱とし、また、住宅建築においても常に地域社会とお客様が求めているニーズにお応えするべく戸建住宅建築やリフォーム等の事業を展開しております。
昨今、時代の変化と共に造船技術が進み、船体材質も木材から鉄鋼や繊維強化プラスチック(FRP)・アルミへと変化し、それに伴い造作様式も在来工法からパネル方式に変化してまいりました。弊社では木工にこだわり船内の家具製造及び取り付け、船内造作工事を行っておりますが、小さな特殊船舶で採用されている従来どおりの在来工法、最近主流になりつつある小型輸送船やフェリー等で採用されるパネル方式の、両方の造船様式に対応する技術と職人を有しております。その技術と精度を維持して社会に貢献できるのも、海と木【船舶と木工】にこだわって真摯に事業に取り組んできた賜物であり、皆様の信頼を得ているからこそと心から感謝申し上げます。
今後も、港町函館で培った伝統と技術で造船事業だけではなく住宅事業においても貢献できるよう、さらなる進化を目指し邁進していく所存ですので、皆様のご指導・ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。